直輸入のEU認証オーガニックワイン専門店マヴィ新高円寺店。グラスワイン提供。料理教室やワイン講座などイベントも開催。

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■  本物のオーガニックワイン作りは農業だ!

オーガニックワインというものは、まだまだワインの世界では市民権を得ていないようで、日本ではその本質もまだまだ理解されていないのが現状のようです。実は、私はお酒が飲めず、飲んでもせいぜいビール1杯くらいで、顔が赤くなり、頭が痛くなり・・・ということで、最近までワインに興味がなく、知識もありませんでしたが、オーガニックという困難な世界で、ワイン作りをしている人たちがどのような人たちなのか、それを知りたくて、2009年1月に、マヴィ㈱の田村社長とのフランスのオーガニックワイン生産者を尋ねるツアーに参加しました。田村さんにも、「私はお酒飲めないんですが、そんな私が参加しても大丈夫でしょうか・・・」と行く前には不安もあり、行っても楽しいかしら・・・と半信半疑での参加でした。

しかし!結論から言うと、それは感動の連続、本物のワインの美味しさ、素晴らしさに触れる貴重な体験でした。お酒に弱い私でもおいしく飲めるワインがオーガニックのワインであり、本物のワインとはからだにやさしく、おいしいものなのだ!ということを知ることができました。お酒に弱い私が飲めること飲めること・・・。しかも頭も痛くならない!赤ワインでもタンニンがきつ過ぎず、洗練された味わいだったり、白ワインも程よい甘さで上品なものだし、樽臭があっても強烈ではなく、ロゼでもしゃきっとした味だったり、スパークリングもとても飲みやすく、おいしいものばかりです。地域の特徴(土地土地の気候風土)以上に、作り手それぞれの思いや目指すもの、さらに言えば作り手の性格だったりが、味わいに表現されているのがオーガニックワインなのだと感じます。

生産者の皆さんそれぞれのぶどうの育て方、管理の仕方、収穫の仕方、設備、作り方をされていて、こんなにも違うものかと驚きます。それが味わいとなり、香りとなり、商品となっています。それを知ると、ワインもやはり「誰が作っているか」ということが大切になる気がします。

最終日にシャンパーニュ地方の「モエ・エ・シャンドン」社(あのドンペリを作っている会社)に行き、ワイナリー見学&試飲をしましたが、この大量生産者のワインが、どんなにカッコよくても(会社はとても素敵でゴージャスでした)、マスマーケティングの上にある作られた味です。最終的に味を調整して、一定の味を作っています。そうでなければ商品にならないという考えで出来ています。大量生産商品が工業化された作り方なように、大手メーカーのワインは工業製品になってしまうのは仕方のないことです。

それに引き換え、マヴィの生産者には小規模農家が多く、皆さん家族経営でやっています。オーガニックワインは、作っている人の思いや自然の力がストレートに出たもの。気候が悪く、葡萄の生産量が落ちたり、味が変われば、そのままそれがその年のワインに反映されるものです。自然と人との共同作業、一体化によって出来たワインです。

最終的には嗜好品ですので、好みの問題ですが、私自身はこの自然と作り手が一体化したワインを選びたい!!と心から思います。なぜなら、自然の美味しさ、力が凝縮した神の雫なのですから!

「オーガニックワインは美味しくないと」という人がいますが、それは、ただのオーガニックなのでしょう。オーガニックだから、素材がいいからすべて美味しいものでもなく、どう作られているかが重要だということ。食品すべてに言えることだと思います。

本物のオーガニックワインは、そこに作り手の高い感性があれば、自然がもたらす作業(葡萄の発育、発酵、熟成・・・)で美味しいものになるはずです。結局は、ワインも「誰がどう作ったものか」で選ぶもの・・・それが出来ることは、今の世の中では、なかなか難しいことですが、出来る限り生産者を確かめたいと思います。(普通はそこまでわからない)

このツアーでは、田村さんの人望もあってか、各生産者の方々が、ワインの試飲とともに、家庭料理でおもてなしをしてくださいました。それがまた素晴らしい!お料理も、お家のインテリアも、生活風景も本当に素敵でした。本物のワインを作る作り手は、生活もオーガニックな素敵な方たちばかりでした。

《フランスのオーガニック》

 フランスではオーガニックワインは「ビオロジックワイン」といいます。

 フランス政府が1981年に指針を制定し、1985年以来国家によるオーガニックの認定としてこのロゴ『AB(Agriculture Biologique)』が使われています。 

 オーガニック材料を95%以上含み、EU圏内で生産あるいは、加工されたものに限られています。

 似たものに「ビオディナミ」がありますが、これはシュタイナーのバイオダイナミック農法に基づくものです。

 おおざっぱに自然派ワイン、ビオワインなどという言葉もありますが、基準は明確ではありません。

<オーガニックワインとは>

①  オーガニックの葡萄農家が作る農産物

・  農薬はそのままワインに入る

・  一般(大量生産、低価格)ワインは工業製品

・  オーガニックワインは葡萄作りからワイン醸造まで一貫生産

・  オーガニックの畑にはハーブが・・・生きている畑

・  オーガニックワイン生産者は生活もオーガニック

②  化学添加物を使用しない、醸造もオーガニック

・  着色料、酸味調整剤、香料、培養酵母、合成タンニンなど無添加=葡萄のそのままの味が出るワイン

・  ワインには原材料表示の義務がない

・  酸化防止剤は瓶詰めされて流通するワインにとって、酸化や熟成を抑えるのに必要なもの、でもその種類はさまざま

フランスでは、二酸化硫黄を瓶詰めの際に少量吹き込むだけ

    二酸化硫黄は、雑菌排除、酵母抑制作用、酸化防止のために使用される

    日本の保存料基準はフランスの3倍以上 (2002年12月現在)

 

フランス

EU

日本

100

160

350

120

210

350

 

③  定温輸送、定温保管が大切なワイン

・  赤道を通って来るワイン、でも美味しい?のは科学添加物のおかげ

・  オーガニックワインは生き物、どんどん熟成するもの

・  低温輸送されたワインかどうかも重要

④  誰が作っているのかで選ぶもの

・  オーガニックワインも色々、ビオワインにだまされるな!

・  オーガニックワインは、作り手の思いや人間性、センスがストレートに出るワイン

・  葡萄が有機というだけでなく、醸造過程が大切

・  信頼できる生産者のワインを!誰が、どんな人が、どのように作っているかを知ることが美味しいワインを飲むコツ

美味しいオーガニックワインを一度飲んでみてください!きっと世界が変わります。